平成19年 元旦

月照寺山門の由緒
この山門は、文禄3年(1595年)に豊臣秀吉が築いた桃山城の御殿の表門(薬医門)として建てられ、元和4年(1618年)に明石城の下屋敷の表門として移築され、本丸御殿焼失後、この屋敷が城主の御殿となったときには正門(切手門)として使われるなど、二役を果たしたのち、明治後6年(1873年)にここに移されたものです。
秀吉建立の歴史を刻む豪壮な風格の山門であり、昭和45年(1970年)に明石市指定文化財となっています。

慕古心
道元禅師さまからのメッセージ
「大自然の恵み」
米も野菜もいのちです
肉も魚もいのちです
これらのいのちのおかげで
私たちのいのちも生かされています
「いただきます」、「ごちそうさま」
尊いいのちに感謝して
食事をいただきましょう

慕古心(もこしん)について
時を超えて、人を超えて、語り、受け継がれ、伝えられる「真実(本当のこと)」は永遠に輝いて、いつも新しいのです。
道元禅師は、現代を生きる私たちに、「真実(本当のこと)」をたくさん教え示してくださっています。
そのひとつひとつを学び、実践することを「慕古心」というのです。
「慕古心」とは、「永遠の真実」を探し求めることであり、「道元禅師からのメッセージ」はそのための羅針盤に他なりません。
 
新年を迎え、謹んでお慶び申し上げますとともに、檀信徒の皆様のご繁栄とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
大本山永平寺をお開きになられた道元禅師様が書かれた「正法眼蔵」に『洗浄』という巻きがあります。
洗浄とは、”心身を洗い浄める“という意味です。
この『洗浄』の中で”両辺(便器の両側のこと)を汚すことなかれ“という言葉が出てきます。
この言葉は、要するに”トイレを汚すな“ということです。トイレは毎日お世話になるところで、その”トイレを汚すな“ということは、当たり前のことですね。このような当たり前のことを、自分の日常生活の中で具体的に行ってゆく。それが、道元禅師様の教えです。
トイレの中では誰にも見られません。自分一人です。誰にも見られないトイレの中で、この当たり前のことを、どう具体的に行ってゆくか?ということは、そう簡単なことではありません。
これは、誰にも見られない処で行う自分の行(ぎょう)ですから。トイレは大事な修行をする道場なのです。
皆様には、新年の初めにあたって、原点に戻って、合掌向仏して至心(ししん)に唱えましょう。
さて、当山では、副住職の 和人和尚(おしょう) が、曹洞宗管長より、月照寺の後継 二十七世住職として、任命を受けました。檀信徒の皆様には、二、三年の内に、正式に披露させていただきます。
また、かねてより計画を進めていました”永代供養墓“についてでありますが、次のページにも掲載していますように、本年の初夏ごろから工事にかかり、秋の彼岸には”開眼(かいげん)法要“を執り行う予定です。
合掌
平成十九年元旦 月照寺住職 間瀬元道

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