平成25年 元旦

慕古心(もこしん) 道元禅師さまからのメッセージ
ひとの価値
ひとの価値は地位・財産・職業に関係ありません
知識・能力だけでひとを評価すると過ちを招きます
知識を生かす心と行いこそ大切ですひとの価値は
心と行いから生ずるのです

「慕古心」について
時を超えて、人を超えて、語り、受け継がれ、伝えられる「真実(本当のこと)」は永遠に輝いて、いつも新しいのです。道元禅師は、現代を生きる私たちに、「真実(本当のこと)」をたくさん教え示してくださっています。そのひとつひとつを学び、実践することを「慕古心」というのです。
「慕古心」とは、「永遠の真実」を探し求めることであり、「道元禅師からのメッセージ」はそのための羅針盤に他なりません。



新年のご挨拶
 謹んで新春のお慶びを申し上げますとともに、檀信徒の皆様のご繁栄とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
 月日が巡るのは本当に早いもので、一年があっという間に過ぎ、平成二十五年の新たな年を迎えました。
 毎年お正月になると、「一年の計は元旦にあり」という言葉を見聞きしますが、この言葉は、「月齢広義(げつれいこうぎ)」という中国の明の官僚が著した中国の伝統行事やしきたりを解説した四計の一節です。四計とは、「一日の計は朝にあり」「一年の計は元旦にあり」「一生の計は勤めにあり」「一家の計は身を修めるにあり」とあります。これを訳しますと、「一日は朝の気持ちのありかたで決まり、一年は年のはじめの決意で決まる。人生はまじめに勤めることで決まり、一家の将来は身の振り方(生き方)で決まる」といった意味のようです。一年は一日の積み重ね、一生は一年の積み重ねです。年のはじめに目標や計画を立て、その「初心」を忘れずコツコツと努力し願いが成就するように一日一日を大切に過ごし努力することが大事だということです。
 当山におきましても、元旦から三日までの早期に「新年祈祷」をお勤めし、”世界平和“、”仏法興隆“、”全ての人々が幸せになるように“と、お祈りいたしております。 なお、昨年は当山が所蔵する畳三畳分の大きさの『釈迦涅槃図』の傷みがすすんでおり、先住職からの念願でありました修復を無事終え十一月のはじめに戻ってまいりました。専門家によると、江戸時代に一度修復をしており、作はもっと以前になるとのことです。この歴史ある釈迦涅槃図、月照寺の宝として末永く護ってまいります。
 最後になりますが、皆様にとって本年が良い一年でありますことを重ねて祈念申し上げ、新年の挨拶とさせて頂きます。  合 掌
月照寺住職 間瀬和人



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