寺報「月照」第25号

令和5年 元日

普賢菩薩図(ふけんぼさつず)
普賞菩薩は、釈迦如来の慈悲行を象徴する仏として、智恵を受けもつ文殊菩薩とともに釈迦如来の脇侍として配されることの多い仏です。単独で祀られる像には、法華経を守る仏として、合掌して白象に乗る姿で表されています。

 令和五年の初春を迎え、謹んで新年のお祝辞を申し上げますと共に檀信徒の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。
 お正月は一年ごとに人生のけじめをつける改まった時期です。昨年の嫌なことを清算し新たな目標をたて再スタートを決意されたことでしょう。
 日本では、令和二年三月頃に起きた新型コロナウイルスの感染拡大、「コロナ禍」によって緊急事態宣言が発動し、多くの経済活動が自粛を余儀なくされておりましたが、昨年の秋頃には、新型コロナウイルスも少し落ち着きを見せ、感染拡大を警戒しながら二?三年ぶりに実施された事も多く、多方面で「ウィズコロナ」の社会が動き出しているのを実感しました。しかし、今現在、感染者数が増加し、まだまだコロナウイルスに対する不安はぬぐえません。政府により新型コロナの治療薬が承認され治療法が確立し、新型コロナウイルスを恐れる必要がなくなる「アフターコロナ」を実現されるまでは、一人ひとりが感染への警戒は怠らないように気をつけて生活しながら、少しずつでも元の生活に戻れるよう、また、更に充実した日々を迎えることができるようご一緒に努めて参りたく存じます。

合 掌
月照寺住職 間瀬和人

スマートフォンでも見やすくスマートフォンでも見やすく閲覧していただけるように、また、「境内散歩」のページを充実するなど、大幅な改良を行いました。お寺の年間行事なども掲載しています。ぜひ、ご覧ください。

 平成28年(2106年)より、左表のように本堂の前庭や山門の西側などを中心に整備してまいりました。
 これにより、現在のホームページ(HP)「人麿山月照寺」の「境内散歩」編に掲載している風景写真や説明内容が現状と異なっているものがいくつか生まれています。
 このため、新項目の追加、掲載写真や説明内容の見直しなど、現在の状況に沿って更新いたします。
 併せて、現在のパソコン対応版からスマホ対応版のHPに切り替えます。
 正式な切替え時期は2月に予定しています。新たに「ペット供養墓のご案内」も掲載しています。一度、訪れてみてはどうでしょうか?
 この度の月照には、「境内散歩」編に新たに掲載するもの、タイトルや説明内容のほか、写真が大きく変わるものなどをご紹介しています。

スマートフォンから閲覧するとこのような状態で見やすく閲覧する事が可能となりました。

現在は一般公開はしておりませんが、次のアドレスで新しく切り替わるホームページのテスト版をご覧頂くことが出来ます。
ぜひ、ご覧下さい。

http://www.hitomarusan-gesshoji.jp/wp

また2月に新しいホームページに切り替わった場合は、今までのアドレスでご覧頂けます。検索も「人麿山月照寺」で可能です

http://www.hitomarusan-gesshoji.jp

主な実施事業
「壽祥松(じゅしょうまつ)」の記名柱とその由来を記した石板の設置
実施期間
平成28年(2016年)~平成30年(2018年)
備 考
海峡の風雨にも耐え、伸びやかに枝を広げ“寿(ことぶき)”の姿に育っている本堂前の松を“幸福長寿の黒松”として「壽祥松」と命名したことに伴う事業。
主な実施事業
鐘楼の舞台と参道に「子午線LEDライン」の敷設と「子午線大梵鐘」の由緒等を記した記念碑(「悠久のモノリス」)と記名柱の設置
実施期間
平成29年(2017年)~令和元年(2019年)
備 考
戦時供出にて失われた梵音再興のため、昭和53年(1978年)再鋳された800貫余(約3t強)の梵鐘は、日本標準時子午線・東経135度上に吊下げられているところから、「子午線大梵鐘」と命名し、その由緒等を記した記念碑と記名柱の設置、「子午線LEDライン」の敷設などを実施した事業。
主な実施事業
明石城築城400年記念として「山門」を中心に東側:本堂前参道の結界を六方石を用いた整備と庫裏棟前の通路拡幅西側:山門前?永代供養塔前の広場一帯の石畳整備
実施期間
平成30年(2018年)~令和元年(2019年)
備 考
今も城址に向かって豪壮な雰囲気を保って建っている月照寺「山門」は、城主の御殿の正門「切手門」を譲り受けたもので、城の貴重な遺構として広く知られています。
このようなことを踏まえ、築城400年(2019年)を記念し、更にその雰囲気を醸し出すため、「山門」を中心とした環境整備を実施した事業。

たくさんの皆様に人丸山月照寺を身近に感じていただくために、ホームページからでも境内散歩を体験していただけるように紹介をいたしました。
これを機会に実際にお参りに来ていただければと考えています。

イラストマップで場所も紹介

子午線大梵鐘の紹介ページ

八つ房の梅ー霊樹:素願成就の梅ーの紹介ページ

壽祥松の紹介ページ

<令和5年>

1月1~3日新年祈祷(修正会) 本堂/毎朝
元旦から三日までの毎朝、平穏無事な一年でありますようにと祈願いたします。
3月11日(土)
春彼岸会法要 
本堂/12時30分受付
◆13時30分~法話
◆14時30分~法要
この世を越えた彼岸に想いをめぐらし、亡き人を偲んでご供養いたします。
3月17日(金)永代供養塔合祀墓合同供養 永代供養塔前
◆15時~法要
永代供養塔に合祀されている仏様をご供養いたします。
3月31日(金)大般若祈祷法要  本堂/12時30分受付
◆13時30分~法話
◆14時30分~法要
大般若波羅密多経六百巻を転読し、檀信徒各家の諸願成就を祈願する法要です。

皆様に好評の恒例、月照寺バスツアーですが、
本年度も新型コロナウイルスの影響で実施を見送ることとなりました。
また、来年開催できることを願っております。

8月6日(日)初盆大施食会 本堂/8時開経
初盆を迎えられる新亡の仏様のご供養はもとより、
ご先祖、無縁の仏様にもご供養する法要です。
8月23日(水)
8月24日(木)
地蔵盆 千躰地蔵尊前
◆18時~
子ども達の純真な心を見守っていて下さるお地蔵様を子ども達でご供養する法要です。
9月9日(土)秋彼岸会法要 本堂/12時30分受付
◆13時30分~法話 
◆14時30分~法要
この世を越えた彼岸に想いをめぐらし、亡き人を偲んでご供養いたします。
9月26日(火)ペット供養合同法要 ペット墓前
◆15時~法要 
年に一度、大切なペット達を偲んでご供養する法要です。
10月25日(水)お十夜法要 本堂/12時30分受付
◆13時30分~法話
◆14時30分~法要
曹洞宗のお祖師さまである達麿大師のご遺徳を偲び、
ご先祖様に感謝の気持ちを込めてお念仏をお称えする法要です。
12月31日(日)
子午線燈花会・除夜の鐘 
 鐘楼/22時受付
◆23時~撞鐘開始(受付22時)
鐘つき志納 金1人500円以上 (全額社会福祉に寄付)
「行く年」を省み、「来る年」の決意を新たに。

当寺は子午線上の人丸観音堂に高さ三メートル、廻り二・六メートル。区切られた升目が九八〇個、升目毎に観音様を収め、豆球が全部点燈される華麗な光明燈を安置しております。この一区画を皆さまのお申し込みにより提供し、区画毎にそれぞれご氏名を掲げ先祖供養、水子供養、家内安全、学業祈願等、あらゆる願い事を祈願します。ご祈願の主旨に沿って一年間を通じ毎朝のおつとめのおりにお回向させて頂きます。

尚、供養料は一ヶ年五千円です。ご希望の方は同封の払込通知票でお申し込み下さい。

 お正月に檀信徒並びにお墓があるお宅にお送りします郵便物が毎年何軒か「転居先不明等」で戻ってきます。お寺としても転居先が解らず困っております。住所・名前の変更等ある場合は必ず月照寺の方へ連絡下さい。特にお墓が有るお宅は必ず連絡して頂きますよう重ねてお願い致します。
 また、年々、月照寺でも後継者がいなく「墓じまい」をするお宅が増えてまいりました。参る方がいなくなり大切なご先祖様が眠っておられるお墓が無縁仏になることもお寺としては心配です。
 檀信徒並びにお墓があるお宅で後継者がいなくなり、ゆくゆく無縁仏になってしまうので「墓じまい」をお考えのお宅は遠慮なくお寺へご相談ください。
 月照寺 〇七八-九一一-四九四七

遠方であっても、ご家族がお亡くなりになりましたら、葬儀の段取りをされる前に先ず、菩提寺であります
月照寺の方へ、速やかにご連絡下さいますようお願いいたします。

今年が年忌(法事)にあたっておられるお家は、同封の年回表にて確認頂き、お早めに日時等をお寺までご連絡ください。

昨年七月の役員会にて次のように改選されましたので報告いたします。皆様の月照寺の護持・発展に一層努めてまいります。よろしくお願い致します。
会長 榎本和夫
副会長 田中良夫(管理部会長兼務)・木戸正廣(寺宝類整理・監修部会長兼務)・竹元慶有(総務部会長兼務)
法要部会長 岡崎和弘、文化事業推進部会長 杉浦隆志
監事 小山孝治・長谷泰太郎
顧問 中村 元・網 順三